Life with INDEN

印伝を愛用される方のライフスタイルをご紹介

  • 2017.04.17 「Life with INDEN」を公開しました。
  • 2017.05.12 ライフストーリーを追加しました。

  • 印伝

    印伝

    白州の酒蔵「七賢」の醸造責任者、北原亮庫さんの長財布と名刺入。

    南アルプスが育んだ白州の水を守り、地域の文化や歴史をつくる酒造りをつないでいくことが、酒蔵の使命と話してくださった北原さん。印伝はインスピレーションを受ける存在、黒の重厚感と、裏地の青のアクセントがある長財布に一目ぼれしたそうです。
  • LIFE STORY

    北原亮庫

    山梨県北杜市在住。 30代 山梨銘醸株式会社醸造責任者。

    歴史と伝統を守り、革新的な挑戦を続ける。

    蒸し暑い室の中、慣れた手つきで麹をかき混ぜる北原亮庫さん。300年以上の歴史を誇る山梨県白州町の酒蔵の家に生まれ育った北原さんは、「日本酒は季節の変わり目や行事など日本の文化に欠かせないもの。日本人の身体に馴染んでいる気がするし、飲んだ時にホッとしますね」と笑顔で話します。醸造責任者として家業を継いでからは、オリジナル甘味料「糀糖」や炭酸を使わずに瓶の中で発酵させたスパークリング日本酒の開発など、新商品を次々と世に送り出しています。「まだまだ挑戦と反省を毎年繰り返していますが、長い歴史を経て今につながる伝統を感じるからこそ、王道から外れず、本物志向であるべき。七賢としてのブランドを汚すことなく、新たな価値を創造していきたい」と力強く語ります。

    白州の自然を感じ取れる日本酒を目指して。

    「南アルプスが育んだ水は丸みがあり、甘みが感じられるほどやわらかい。そんな水の特徴を最大限に引き出して表現するのが、白州の酒であり、酒蔵の使命」と北原さん。一口飲めば、白州のイメージが脳裏に浮かぶようなやわらかさや潤い、透明感やキレを感じられる日本酒を追求してきました。「多くの失敗を重ねながらも磨き上げてきた製法や技術、そして日本酒の文化は世界に誇れるものだと思います」と胸を張ります。そんな北原さんは、チャレンジ精神も旺盛。伝統を重んじつつも、新しい時代にあった酒造りの現場を築き上げてきました。熟練の職人でも経験の浅い若手でも、変わることのない"七賢クオリティ"を目指し、そのために必要な最新技術の導入やチームとしての酒造りを進めてきた結果、今、七賢の酒蔵は若いスタッフが精力的に働く活気あふれる現場になっています。

    後世へとバトンをつないでいく使命。

    「ここに並んでいる日本酒は、それぞれの時代の杜氏が最高級のものを目指して作り上げたもの。きっと今よりも過酷な環境で酒造りに取り組んでいたのでしょうね」古酒が並ぶセラーの中、長い年月を経て熟成された大吟醸を手に、歴代の造り手へ思いを馳せる北原さん。「職人として酒造りに愚直に向き合う姿勢や真面目さは、先人から受け継いでいかなければならないと思います。酒蔵に求められる機能は、地域の文化や歴史をつくること。この地域の人がここのお酒が飲みたい、ここに米を収めたい、ここで働きたい、と言ってもらえるような仕事をしていきたい。だからこそ、もっとこの白州の地を日本酒で発信していきたいし、この水を大切に守り、次の世代につないでいきたいのです」

    甲州印伝は親近感を抱く存在。

    「山梨県民ですからね、甲州印伝を愛用していることに特別感はありません。当然のように持っているものですね。時代に合わせて新しい商品を打ち出していく姿勢は、我が社に通じるところがあり、インスピレーションを感じるし、おおいに刺激をもらっている存在」と話す北原さん。その手には、甲州印伝の財布と名刺入れ。財布は鮮やかな青の裏地が特徴的で、「この財布は偶然見つけた限定品。黒の重厚感が好きですが、その中に青のアクセントがあるのが一目で気に入りました」と笑顔。「印伝は柔らかくて使いやすいですね。長く使い続けて柔らかくしていくのもいいし、毎年買い替えるのも楽しいし、それぞれ持つ人が楽しみ方を考えられるところがいいですね」

    PROFILE

    PROFILE

    北原亮庫

    高校卒業後、東京農業大学醸造学科に進学。卒業後、岡山の酒蔵で3年間の修行を経て、醸造試験場で学んでから故郷に戻る。300年続く酒蔵を継いで、醸造責任者として七賢の酒造りや麹を使った商品開発に携わる。
    http://www.sake-shichiken.co.jp/

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    華やかにいつまでも輝いていてほしい。そんな思いを込めて桔梗色の鹿革に白漆で生命の輝きを表現したシャイン模様です。
    4月29日(土)〜5月14日(日)まで直営店でお取り扱いしています。

    #印伝 #印傳 #甲州印伝 #印傳屋

    https://www.instagram.com/p/BTX-FnZh9h4/
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    人々も動物も待っていた春の訪れ。南アルプスから神宮川に流れ出る雪解け水は、釜無川となり甲州の田畑を潤します。

    八ヶ岳をフィールドに活躍する写真家の砺波周平さんと、相棒の山太郎(さんたろう)の協力のもと、印伝のふるさとの四季や、人々の営み、文化をご紹介いたします。

    #印伝 #印傳 #印伝のふるさと #山梨 #甲斐犬

    https://www.instagram.com/p/BTFp37fhPda/
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    甲府盆地から始まった甲州の桜前線は、南アルプスのふもと白州(はくしゅう)でも見ごろを迎えました。

    #印伝 #印傳 #印伝のふるさと #山梨 #白州 #甲斐駒ケ岳

    https://www.instagram.com/p/BTFo7PIB3Ly/
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    身を守り、厄を払うと言われる波鱗(なみうろこ)。武士の時代から愛される伝統の模様です。

    #印伝 #印傳 #印傳屋 #甲州印伝 #小銭入れ

    https://www.instagram.com/p/BTFoRv1BkNL/
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    甲州(山梨)伝統の甲斐犬。発祥の地と言われてる南アルプスを背に。

    八ヶ岳をフィールドに活躍する写真家の砺波周平さんと、相棒の山太郎(さんたろう)の協力のもと、印伝のふるさとの自然や、人々の営み、文化をご紹介いたします。

    #印伝 #印傳 #印伝のふるさと#山梨 #甲斐犬

    https://www.instagram.com/p/BS-1PTahbjl/
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    印伝を愛用される方のライフスタイルを紹介する「Life with INDEN」を公開しました。
    詳しくは、ホームページお知らせをご覧ください。

    #印伝 #印傳 #印傳屋 #合切袋

    https://www.instagram.com/p/BS-0R21BcGz/
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    気がつけば4月半ば。新年から使い始めたお財布も、手に馴染んできました。

    #印伝 #印傳 #印傳屋 #甲州印伝 #財布

    https://www.instagram.com/p/BS0FdDxhHs4/
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    印傳博物館のホームページがリニューアルしました。印傳博物館は、印傳作品・鹿革工芸品・漆工芸品を中心とした研究と展示を行っています。定期更新する博物館便り「MUSEUM VOICE」もご注目ください。

    #印伝 #印傳 #甲州印伝 #印傳博物館#鹿革 #漆 #japan

    https://www.instagram.com/p/BSkCVP7hQHz/?hl=ja
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    あたたかな陽気に誘われて、印傳屋本社の桜が開花しました。

    #印傳 #印傳屋 #印伝 #山梨 #桜

    https://www.instagram.com/p/BSQX4pVBjwn/?hl=ja
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    桜が咲く季節限定の印伝「桜パレット」印傳屋のある甲府では、早咲きの桜が咲き始めています。

    #印伝 #印傳屋 #甲州印伝

    https://www.instagram.com/p/BR7vq2zhKgW/?hl=ja
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    印伝には、自然の草花をモチーフにした模様がたくさんあります。お好きな花を見つけてくださいね。

    #印伝 #印傳屋 #inden

    https://www.instagram.com/p/BRo9t3TBhY1/?hl=ja
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    雪をとかして花を咲かせる雪割草。
    その可憐さと、力強さを込めた印傳屋の創作模様です。

    #印伝 #印傳屋 #甲州印伝 #雪割草

    https://www.instagram.com/p/BRXnSWLhXOu/?hl=ja
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    甲州印伝は、富士山・南アルプス・八ヶ岳のなどの山々に囲まれた甲府盆地で生まれました。
    今日も、富士山を見上げながら一日が始まります。

    #印伝 #甲州印伝 #印傳屋 #富士山 #fuji

    https://www.instagram.com/p/BRJ5GG6hoWg/?hl=ja
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    古くからのロングセラー、印伝の巾着と小銭入れ。みなさんはどんな印伝がお好きですか?

    #印伝 #印傳屋 #甲州印伝

    https://www.instagram.com/p/BRIO_fThL6I/?hl=ja
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    印伝屋スタッフが使っているブックカバー。
    使い込むほどに手にしっとりと馴染んできます。今日はどんなお話を読んでいるのでしょうか?

    #印伝 #印傳屋

    https://www.instagram.com/p/BQzSoRlByDo/?hl=ja
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    春の日差しに誘われて、日向ぼっこが気持ちが良い季節ですね。

    #印伝 #印傳屋

    https://www.instagram.com/p/BQzSiTIBMgL/?hl=ja
  • 印伝

    印伝

    建築家、坂野由美子さんの印鑑入。

    小銭入れをアレンジした印伝には、設計図に押す大切な印鑑が納められています。山梨に生まれ育った坂野さん。印伝は幼い頃から身近な存在だったそうです。
  • 印伝

    印伝

    伝統文化の「金継」を継承する古屋容子さんの合切袋と名刺入。

    社会人になるときに購入した名刺入れがきっかけで、印伝と出会った古屋さんは、黒や紺の印伝を愛用しています。「普段持つものにはその人自身があらわれると思います」と話して下さいました。
  • 印伝

    印伝

    料理家、真藤舞衣子さんの束入(長財布)。

    結婚を機に、山梨で暮らすなかで自然と印伝を使うようになった真藤さんは、手に馴染んでいくような印伝の質感が好きと話して下さいました。5年以上使った印伝のお財布(葡萄模様)は、買い替えた今でも大切にされています。
  • 印伝

    印伝

    ゲストハウスを営む米林琢磨さんの名刺入。

    10年以上、愛用されている「勝ち虫」(とんぼ)模様の印伝。この名刺入をきっかけに生まれる会話が、印伝の魅力とのこと。今日も、海外からの旅人を仲間たちと出迎えています。
  • 印伝

    印伝

    鉄造形作家、上野玄起さんの印鑑入れ。

    祖父から譲り受けた腕時計、父親から受け継いだペンケースと万年筆とともに、6年ほど愛用している印伝の印鑑入が並びます。
    「ものを大切に長く使い続けたい」と話される上野さん。独特の模様と漆の光沢感に魅せられ印伝を選んだそうです。
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    印傳屋の公式Instagramにようこそ。

    鹿革と漆(うるし)で作られる柔らかな印伝のページを開いてみませんか?甲州(山梨)で生まれ育った「印伝」の世界を少しずつご紹介していきます。

    #印伝 #印傳屋 #ブックカバー

    https://www.instagram.com/p/BQzSaXPhr2P/?hl=ja
  • LIFE STORY

    上野玄起

    大阪府出身、山梨県北杜市在住。 鉄造形作家。50代。

    多彩な表情を見せる"鉄"という素材に魅了されて。

    鉄を自由自在に操り、大小さまざまな作品をつくり続けている上野玄起さん。「鉄はスピード感があります。溶接や鍛造で自分がイメージしたものを素早く形にできるところが自分の性格に合っていましたね」という上野さんは、長年鉄と向き合い、鉄で何ができるのか、どんな作品がつくれるのかを模索し続けてきました。「鉄は大切にしていれば何千年ももつもの。でも放置しておけば、朽ちて土に還っていく。強いようではかないし、硬いようでしなやか。磨くと光ったり、焼くと深みが出たり、錆びも味わいがあって、いろいろな表情を見せてくれる。その表情の変化がおもしろいですね」

    住空間に溶け込むような作品を生み出していく。

    作家としてデビューした当初は、現代彫刻作品ばかりつくっていましたが、アンティークショップで個展を開いたとき、家具の中に存在する自分の作品がいつもと違って見えたそうです。インテリアと鉄の作品が馴染んでいる様子を目の当たりにした上野さん、浮世離れしたギャラリー空間で美術愛好家に見てもらうだけでなく、自分から住空間にアプローチできるような作品もつくっていきたいと感じたのだとか。「美術作品に機能を持たせると、暮らしに取り入れやすいものになる。アートにクラフトの要素をもたせたり、クラフトをアート作品のように見せたり、その境界を失くしていくのが楽しい。アートは『心の栄養』だから、日常の生活空間に気軽に取り入れられることを作家として提案していきたい」

    人間らしい豊かな暮らしを求めて八ヶ岳南麓へ。

    阪神大震災を経験し、自分の生き方を探し求めていたさなか、偶然テレビで目にした八ヶ岳の風景にインスピレーションを感じたという妻のしのぶさんに勧められ、現地へと足を運んだ上野さん。「この場所に立って、この風景を見た時に、直感的に思いましたね。この八ヶ岳南麓は世界に向けて発信できる場所だって。この土地に住みたいなと本能的に感じました」と力強く語ります。さらに、「自然農」との出会いも上野さんの生活や価値観に変化をもたらしました。「雑草と作物、虫たちが共存する畑は、自然が凝縮されたひとつの世界。その風景がとても美しかった。そして、自分は土壌で作品が作物だと考えるようになり、自分が豊かにならなければ良い作品も実らない。様々な情報(化学肥料や農薬)を得て無理に見栄えの良い立派な作品をつくるのではなく、土である自分がいろいろな経験をして豊かになることが必要だと感じました」

    独特の模様の美しさと漆の光沢感に惹かれます。

    祖父から譲り受けた腕時計や父親から受け継いだペンケースに万年筆…ものを大切に長く使い続ける性格の上野さん。山梨に移住して初めて印伝を知り、「生活の中で伝統工芸品を使ってみたい」という気持ちが芽生えたといいます。物持ちが良い性分なのでなかなか買い替える機会がありませんでしたが、6年ほど前に印伝の印鑑ケースと出会い、今でも愛用されています。「印伝に実際に触れてみたら『なんかいいな』と直感的に思った。手触りや感触もいいけれど、写真では伝わらないこの漆の光沢感に惹かれます。色の組み合わせや模様の組み合わせで、いろんな可能性が無限にある点にもおもしろさを感じます。手にして初めてわかる印伝の良さもありますが、逆に模様や光沢といった見た目の美しさも魅力。だから、次に何かものを買い換えるときは印伝を選びたいという気持ちになりますね」

    PROFILE

    PROFILE

    上野玄起

    大阪府豊中市で生まれ育ち、京都精華大学卒業後、鉄の造形作家として活動を始める。現在は山梨県北杜市の上野玄起鉄の造形スタジオで、鉄をモチーフにした作品を作り続ける傍ら、私立高校の美術の教師を務めたり、子供たちのお絵かき教室を開催。「FeeLifeYATSUGATAKE」にも携わり、八ヶ岳のライフスタイルブランドを発信。

    http://blog.goo.ne.jp/morikaji

  • LIFE STORY

    真藤舞衣子

    東京都港区出身、山梨県山梨市在住。 料理家。

    幼い頃から今につながる【食】を楽しむ心。

    パリッと新鮮なレッドキャベツやベビーリーフ、色鮮やかなカラフルミニトマト…今日もエプロン姿の真藤舞衣子さんはとっても楽しそう。「私も家族も食べることが大好きなんです」と語る笑顔がとてもチャーミング。「食」を大切にする両親のもと、幼い頃からキッチンに立って、甘い卵焼きをつくっては周囲に振るまっていたそうで、料理家として活躍する今も『食』への強い想いは変わらないのだとか。「私の料理はハレの日の料理ではなく、日々の暮らしに寄り添う料理。冷蔵庫にある食材を上手に使い、忙しい人でも気軽に作れて、日々の暮らしに寄り添うような家庭料理を伝えていきたいんです」と話す真藤さん、まっすぐに素材と向き合い、笑顔で調理をする姿は、食の世界を心から楽しんでいるようです。

    身ひとつで飛び込んだ料理の世界。

    会社勤務を経て、料理の世界を志した真藤さんは、日本の伝統文化に触れるべく、京都の大徳寺内塔頭で1年間を過ごしました。歴史ある寺院での生活や農業を経験し、豊かな自然と共生するような暮らしに魅力を感じたそう。その後、フランスに留学して菓子を本格的に学び、都内の製菓店に勤務するなど、さまざまな食の世界を渡り歩きました。結婚を機に山梨に暮らし始めると、山梨の旬の野菜や果物に食への好奇心がますます駆りたてられたようで、「東京だとあらゆる食材が簡単に手に入りますが、山梨の直売所の店頭を見ると、その時期の旬のものしか並ばないので、季節感がダイレクトに伝わってきます。だからこそ、今手に入る野菜や果物だけを最大限に料理に生かしたい」と目を輝かせます。

    日々の暮らしに寄り添うような家庭料理。

    近所からいただいた梅を使った自家製の梅干し、毎年冬になると仕込む麹をたっぷり入れた味噌など、真藤さんの食卓は今日も手作りの温かみがあふれています。素材そのものの味わいを生かした調理法を心がけながら、ちょっと一手間加えているそう。一見素朴な自然派の料理ですが、噛みしめるごとに素材の繊細な旨味が広がり、毎日でも食べたくなります。「素材の良さをダイレクトに味わってもらい、美味しかったから自分も作ってみようかなと思ってもらえたら嬉しいです。生涯で食べられる食事の回数って限られていますよね。だから、私は日常の一食一食を大切にしていきたいし、手作りの家庭料理の良さを伝えていきたいと思います」

    手に馴染んでいくような印伝の質感が好き。

    山梨で暮らすなかで、「印伝っていいな」と自然と思えるようになったという真藤さん。ワインを愛する真藤さんらしく、財布や名刺入れ、印鑑ケースなど、深みのあるワイン色の生地に葡萄柄が映える小物を使い続けています。特に最初に持ち始めたという財布は、破れるまで5年以上も使い込んだお気に入り。昨年イメージをガラリと変えて、紺色のメンズテイストの財布に買い替えましたが、また違った魅力を感じて、ますます印伝への愛着が増したそうです。「両親が信玄袋を持っていましたし、山梨の方と名刺交換をすると印伝を使っている方が多くて。実際に自分で使い始めたら、とても馴染みが良くて使いやすい。手触りも良いし、使い込むほどにどんどん馴染んでいく感触が好きです。今はチェーンバッグや信玄袋が欲しいし、印伝のクラッチバッグや包丁ケースがあるといいなぁ」

    PROFILE

    PROFILE

    真藤舞衣子

    東京都港区出身。東京赤坂でカフェ&サロン「my-an」を6年半営んだ後、山梨県に移住、「Sustainable Table my-anYAMANASHI」をオープン。山梨と東京で料理教室を主宰、レシピ開発を手がける。 「おいしい発酵食生活 FERMENTED FOOD RECIPES」(講談社)「煮もの炊きもの」『和えもの』(主婦と生活社)や『ボウルひとつで作れるこねないパンNO KNEAD BREAD』(主婦と生活社)など著書多数。やまなし大使としても活動中。

    http://my-an.com/

  • LIFE STORY

    古屋容子

    山梨県山梨市在住。 金継ぎし「繕イビト」

    割れた器に新たな命をふきこむ伝統技法。

    漆や砥草、小麦粉や米粉など、身近な自然の素材で器をよみがえらせる日本古来の伝統的な技法「金継ぎ」。「一本線が入るだけで、器の表情が変化します。手をかけた分だけ、その価値や時間の重みが器に表れるのがうれしい」と話す古屋容子さんの手には、金継ぎによって再び命を宿した小さな豆皿。偶然に生まれたひびが独特の模様をつくりあげ、そのラインは驚くほどに滑らかで深みのある光沢を帯びています。「こうして器に触れていると、どんどん愛着が湧いてきます」と微笑む古屋さんの眼差しは優しさに満ちていました。

    自然の流れに寄り添う金継ぎの魅力。

    10年前、華道の師範をしていた母親の遺品に、割れたり欠けている器を見つけ、大切な器を自身の手で直したいという想いから、金継ぎの世界に足を踏み入れたそうです。山梨で会社員として働きながら、休日には東京の師匠のもとへ通い続け、金継ぎの歴史や技術を知れば知るほど、その奥深さに没頭。「金継ぎは自然の時間。季節ごとに漆の変化を実感し、毎回新しい発見があります。温度や湿度といった人間にコントロールできない自然のリズムがおもしろい。いろいろと考えをめぐらせながら、器に集中している時間が私には必要でした」

    直しても使い続ける日本人の心を伝えたい。

    2016年9月に甲府市の中心部にアトリエ「繕イ処」を設け、古屋さんはさらに活動の幅を広げています。「実際に見てもらうことで金継ぎに興味をもってもらい、暮らしの中に取り入れる方が増えてくれたら」と、精力的に講座やワークショップを開催。「今のこの使い捨ての時代に、こだわれるものに出会い、直してでも大切に使い続けたいと思える器があることが幸せ。そんな日本人独特の価値観や金継ぎの歴史と文化を海外にも広めていけたら。そして、いつか母が遺した器を直して、墓前に報告したいですね」

    身につけるものにはその人自身があらわれる。

    伝統文化を継承し、日常生活の中で漆の魅力を実感している古屋さん。社会人になって名刺入れを購入して以来、長年印伝を愛用しています。「普段持つものにはその人自身があらわれると思います」と話す古屋さんの印伝は、紺や黒といったちょっと渋めのアイテム。「印伝は山梨を代表する伝統のブランドだし、このような古典柄を女性が使っているのは珍しいようで、この名刺入れから会話が弾みます。一番いいのは飽きないこと。年齢を重ねても一生使えるもの」また、煎茶道をたしなむようになり、和装にあわせて合切袋も使い始めました。「巾着の粋な感じが好き。すごく存在感があって、着物にこれほど調和するものはなかなかありません。破れるまで使い込みたいです」

    PROFILE

    PROFILE

    古屋容子

    山梨県山梨市出身、在住。2007年から蒔絵師である師匠のもとで金継ぎの技術を学び、2013年から本格的に漆での陶磁器の修繕業務を開始し、金継ぎ講座の講師を務めている。

    http://tsukuroibito.com/

  • LIFE STORY

    米林琢磨

    山梨県富士河口湖町在住。30代 kagelow Mt.Fuji HOSTEL Kawaguchiko オーナー

    幼少時代から憧れていた世界一周の旅へ。

    「この場所にたどり着いたら、いったい何があるのだろう…」幼い頃から世界地図を眺め、ただひたすら想像をめぐらせていた米林琢磨さん。その長年の想いに駆り立てられるかのように、24歳で海外へと旅立ちます。唯一の相棒は25kgのバックパック。『自分なりのブレない世界観』を求め、中国から東南アジア、中東、ヨーロッパ、南米、中米…と世界各国を渡り歩いた米林さんは、現在、富士山の麓で世界各国から訪れる旅人を笑顔で迎えています。

    心にゆらりと刺激をもたらすような空間を。

    米林さんが営むのは、老朽化した民宿を大胆にリノベーションして生まれた『kagelow Mt.Fuji HOSTEL Kawaguchiko』。築150年の古民家の材を巧みに取りいれた空間は、日本の伝統文化とモダンなセンスが調和する斬新なデザインが魅力。開業から1年、すでに1万人以上の宿泊客が訪れ、そのほとんどが海外からのバックパッカーです。「陽炎は異なるもの同士が混ざったときに起こる現象。異なる思想や文化が交わり、それぞれの心のなかで陽炎のようなおもしろい現象が起きれば…そんな空間や場所をつくりたかった。ここが世界各国の文化の交流拠点になり、富士河口湖町が若くて好奇心旺盛なバックパッカーがたくさん訪れる街になるといいですね」

    "チームkagelow"を支える経営者としての心意気。

    固定概念にとらわれず自由な発想でポジティブに行動をおこす米林さんを慕い、kagelowには多くの有能な人材が集まってきます。「ひとりの若手スタッフが、僕のバックパックを背負って世界一周の旅に出ました。自分が経験してきたからこそ、その旅立ちを応援したい。ここで働くスタッフにはキラキラ輝いていてほしいから、僕自身はその後ろでギラギラしています。なぜなら、ここは日本を代表する観光地。圧倒的なクオリティが求められる地域なので、アイディアとデザイン力で付加価値を提供していくことが重要」ときっぱり。そして、「富士北麓には魅力的な資源がたくさんある。僕自身は樹海の神秘的な美しさや精進湖と西湖の静かな雰囲気が大好きです」と表情を和らげました。

    印伝のストーリー性と奥深さに惹かれて。

    「甲州印伝は歴史が古く、模様の一つひとつに意味があって、そのストーリー性と深みがあるのがおもしろい」という米林さんは、名刺入れと小銭入れ、印鑑ケースを愛用しています。かれこれ10年以上使い続けている名刺入れを手に、「とても使いやすくて機能的。それに印伝を使っていると、このアイテムをきっかけに会話が生まれます。それが印伝の魅力」と笑顔。「昔は年配の方がもつものだと思っていましたが、実際に手にしてみると若い人が使ってもおかしくない。むしろモダンで、とてもかっこいい」

    PROFILE

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    米林琢磨

    1982年山梨県富士吉田市出身、大学では経済学部貿易学科に在籍。卒業後、24歳で世界一周の旅に出る。帰国後は議員秘書やサラリーマンを経て故郷へ戻り、家業のリース業を営む。妻の実家の民宿「ロッジ白壁」を改装して、2015年に『kagelow Mt.Fuji HOSTEL Kawaguchiko』をオープン。「一番大切なのは家族」と語る子煩悩な3児の父親。

    http://kagelow.jp/

  • LIFE STORY

    坂野由美子

    山梨県山梨市在住。30代 S PLUS ONE 一級建築士事務所代表

    山梨は五感で四季を感じられる場所。

    「匂いや風景で季節を感じとれる山梨は、私が心豊かでいられる場所」とほほ笑む坂野由美子さん。6年前に東京から戻り、再び故郷で暮らし始めた彼女の心に芽生えたのは"自然素材の家をつくりたい"という強い想い。「山梨にはコンクリートのシンプルな家は似合わない…そう感じたとき、年を重ねるごとに味が出るような地域になじむ家をつくりたいと思うようになりました」

    山梨らしい家や作品を発信していく。

    そんな坂野さんお気に入りの場所が、明治期の文明開化を匂わせる洋風建築の旧田中銀行博物館。時間がゆったりと流れるような昔なつかしい空間に、「山梨独特の藤村様式がきちんと修復され、大切に保存されています。建築的にとてもおもしろい場所」とちょっと興奮ぎみ。故郷で受け継がれる伝統的な建築物は、彼女の価値観や方向性に大きな変化をもたらしたようで、山梨で育ったスギやヒノキを使った本棚や枡、ワインラックの開発にもたどり着きました。「この地域の文化や特産品を大切に、独自のアイディアをプラスして、山梨らしい家や作品をつくりたい」

    刺激を与えあえる心強い仲間の存在。

    忙しくも充実した日々を送る坂野さんがなにより大切にしているのは、友人たちとの語らいの時間。ふと仕事の手を休めて向かったのは、観光ぶどう園の百果苑。5代目萩原慎介さんとの何気ない会話や朝採りのフレッシュなデラウェアに、思わず笑みがこぼれます。マルサン葡萄酒の若尾亮さんも地域活性化に尽力する頼もしい存在。木もれ日が輝くぶどう棚の下で、ワイングラス片手に夢を語りあうことも。「ジャンルをこえてお互いに協力し合えるのも人とのつながりが濃密な地域だからこそ。山梨らしい活動ができるこの場所に戻ってきてよかった」

    印伝は愛着を感じる身近な存在。

    「家族が使い続けていたり、譲り受けたり、特別なものという感覚はなく、印伝は昔からすぐ身近にある存在でした」と、愛用の名刺入れと印鑑ケースを見つめる坂野さん。手にしっくりとなじむような自然素材の風合いと使い心地に惹かれているそう。「デザインのバリエーションが豊富なのも魅力。伝統を受け継ぎ、天然の素材で長く使い続けられるという点では、建築の世界と通じるものがありますね」

    PROFILE

    PROFILE

    坂野由美子

    1979年山梨県山梨市生まれ。関東学院大学工学部建築学科卒。
    都内の建築設計事務所に勤めた後、2009年にS PLUS ONE 一級建築士事務所を設立、翌年に山梨に戻り、甲州市勝沼町の旧甲州街道沿いにオフィスを構える。建築設計をはじめ、店舗の内装や家具、プロダクトのデザイン、イベントの企画、コンサルティング業務などに携わる。

    https://www.splusone.jp/